神経細胞の寿命
脳にある神経細胞の寿命は、120年だそうである。
細胞と聞くと、どうしても数ヶ月の寿命と思うのだが、なんと120年も生き続けるのである。
確かに、そうやたらに脳の細胞が入れ替わられたら、記憶もなく別の人物になるかも知れない。
人間の体は60兆個の細胞で出来上がっているのだが、元々は単細胞生物の寄せ集めであり、厳密に言えばその一つ一つの生命でもあるのだ。
故にこの単細胞的にみて、120年の命とは、すごいものだ。
またある意味、脳を自分自身の自我と仮定するなら、医学が進歩しいくら体が長生きをしても、自分の自我は120年すれば終わりとなるのである。
しかし、どうすれば単細胞が120年も生きられるのか、この謎が解ければ、人間の細胞の寿命を長くし、とんでもない長生きが出来るようになるかもしれない。
宇宙も広いが、ミクロの細胞の世界も奥が深い。
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